結婚式の様相は、時と共に移り変わっています。50年前と現代の式を比較すると、結婚衣装を身にまとい、料理を振る舞い、引き出物を渡し、と基本は変わっていませんが、小さなことから大きなことまで、様々な変化があります。
例えば最新の変化とは言えませんが、現代で仲人を立てている結婚式はほとんどないと言っても過言ではありません。恋愛結婚がほとんどの現代で、仲人を立てる必要性を感じないカップルが大多数を占めると言えます。
こうした形式上だけのことではなく、現代の最新の結婚式に込める新郎新婦の想い、そのことが以前とは大きく違う点です。以前は結婚式とは、皆様に新郎新婦をお披露目する場、としての意味合いが濃いものでありました。しかし、現代では新郎新婦が家族や親戚、親しい友人や同僚など、今までの感謝を伝えたい人達を中心に招待し、いかにゲストに楽しんで貰えるかが考えつくされたものになっています。ゲストがテーブルにつくと、名札の裏には新郎新婦が一人ひとりに手書きしたメッセージがあります。
また退屈しないようにと、お色直しの時間は二人の映像を流したり、リレー形式で新郎新婦との思い出をインタビューしていったりと、様々な工夫がなされています。以前であれば、このような心配りをした式など存在していませんでした。このように新郎新婦が何よりもゲストを思いやることこそが現代の最新の結婚式の特徴と言えます。